感染の窓の話
今日は感染の窓のお話です。
虫歯になりやすいか、なりにくいかは実は乳児期の虫歯予防がとても
大切です。
歯が生えていない乳児のくちの中には、虫歯菌の代表格
Mutans Streptococci(ミュータンス レンサ球菌群)は現れません。
Caufieldらの研究によると、生後19ヶ月から31ヶ月(平均26ヶ月)の間に
初感染が集中しており、この感染しやすい時期を
『Window of infectivity:感染の窓』が開いている時期といいます。
この『感染の窓』が開いている時期の乳児そして母親をはじめとする家族の
口腔ケアを注意し、感染時期を遅延させるだけでも
う蝕リスクが減少することが複数の研究により示されています。
奥歯がはえたら、家族みんなで赤ちゃんの歯を虫歯菌から守ってあげましょう。
2016年2月12日 カテゴリ:子供の虫歯予防