歯磨き上手な子に育てるには 〜巧緻性を育てる〜
志津ココロ歯科 副院長の天沼です。
将来虫歯や歯周病にかからない、強くて健康的は口の環境を作るには
上手に歯の汚れを落とすことが不可欠です。
幼少期から歯磨きの習慣をつけることはもちろんですが、指先の巧緻性(手先の器用さ)
を育てることも大切です。
巧緻性が育っているかは
「塗り絵をなるべくはみ出さずに指示通り塗ることができるか」
を一つの指標として判断することができるでしょう。
塗り絵を上手に塗るためには
①クレヨンをしっかり把持するための握力
②塗りたいところに色を運ぶための運筆力
③指示に従うことができる理解力
の三つが必要になります。
(歯磨きをやりたがるかどうかは別として)理解力が進み2語文程度の指示に従えるようになったら
徐々に歯磨き指導を始めます。
握力や巧緻性はその前からトレーニングしておくことができます。
写真は赤、青、黄色、緑のテープを貼ったワイヤーネットに同じ色の洗濯バサミを挟むというココロ歯科保育室スタッフの手作りおもちゃです。
8か月ころ~2歳ころのお子様を対象に使用していただいています。
洗濯バサミを開く動作で握力を鍛え、歯ブラシを把持するのに必要な握力を鍛えます。
小さなトングやピンセットで細かいものを運ぶ動作も歯磨き指導の前のトレーニングには最適です。
*ビーズや豆など細かいものをトレーニングに使用するときは必ず保護者の管理のもと行なってください。
なんでも口に入れなくなってから行いましょう。