志津ココロ歯科 副院長の天沼です。
突然ですが、皆さんはお酒を飲むとすぐ赤くなる「お酒に弱い人」ですか?
それとも変わらず、ずーーーっと飲み続けられる「お酒に強い人」ですか?
日本人の約4割がアセトアルデヒドの分解が遅く、すぐ赤くなる“不活性型”にあたります。
残念ながら私もその中の一人です。
何が残念かというと、お酒の席での楽しい雰囲気を楽しめないというのもありますが
(私はお酒なしでも楽しめますが♪)
アセトアルデヒドの分解が遅い“不活性型”の場合、アセトアルデヒドの分解が早い“活性型”に比べ
歯周病のリスクがなんと4.28倍になるということがわかりました。
けっこうはっきりとした数値でショックですね。
このほか、タバコや血糖値の上昇なども歯周病のリスクを高めます。
リスクが高い患者様には、定期的に歯科医院でのクリーニングを行っていただくことを
是非おすすめいたします。
2016年11月20日 カテゴリ:歯の健康ブログ
志津ココロ歯科副院長の天沼です。
先日商業誌に院長のインタビューが掲載されました。
より厳格な滅菌を可能にするため、院内消毒室を改装した際のインタビューです。
“院内感染”についての院長の思いが掲載されていますので一部掲載させて頂きます。
以下インタビュー掲載文より抜粋
近年、日本の歯科医療現場においても医療安全やリスクマネジメントに対する意識は高まりつつあります。
しかし、“感染”は目に見えないものであるため、それをリスクとしてとらえづらいことや診療報酬の問題など
さまざまな要因から日本ではまだまだ一般的な広がりを見せていないのも事実です。
中略
針刺し事故などからスタッフを守る意味においても、ICウォッシャーの導入は非常に大きかったと思っています。
それは針刺しのような小さな怪我から感染事故に繋がることもあるためです。
スタッフの安全の確保こそ感染管理の基本となると考えています。
心を込めた診療をカタチにするにはどうすればいいのか…。
患者さんの口の中に入り、患者さんの血液に曝される歯科器具だからこそ
世界的な水準に合わせたインフェクションコントロールの取り組みを
当院ではこれからも行っていきたいと考えています。
2016年11月13日 カテゴリ:スタッフ・院内紹介, 地域の方々と共に, 歯の健康ブログ
志津ココロ歯科 副院長の天沼です。
今日は、東京医科歯科大学にて日本臨床歯周療法集談会の
第33回学術大会に参加してきました。
歯周治療のゴールとは?を議題に貴重なお話を聞くことができました。
歯周病は完治が難しい厄介な病気です。
・歯周病になるリスクを減らすこと(タバコ、お酒、血糖値の管理等・・・)
・原因となるバイオフィルムの定期的な除去(歯科医院での定期的は歯のクリーニング)
・原因となる菌叢を特定する(細菌検査を行う)
など、歯周病の基本治療の目的は徹底した原因の除去です。
病気とうまく付き合いながらなるべく長くご自身の歯でお食事やおしゃべりを
楽しんでいただければと考えています。
今日学んだことはスタッフ間で共有し、日々の臨床に生かしてまいりたいと思います。
2016年11月6日 カテゴリ:歯の健康ブログ