こんにちは
志津ココロ歯科副院長の天沼です。
歯ブラシの交換時期
ご存知ですか?
歯ブラシの製造メーカーさんに問い合わせると
1か月に一回の交換を推奨しているメーカーさんが多いようです。
よく毛先が開くと交換と耳にします。
歯ブラシのヘッド裏側から見て毛先が見えるようなら交換してください。
というものです。
ここまで開くと歯に歯ブラシをあてても毛先がきちんとあたらないので
せっかく時間をかけてお掃除しても上手く汚れが落ちません。
また、歯ブラシの毛先の材質はナイロンでできていることが多く
ナイロンは使い込むうちに弾力性が失われてしまいます。
弾力性がなくなると、やはり汚れは取りにくくなってしまうので
毛先が開いていなくても
弾力性がなくなる前に歯ブラシの交換をお勧めします。
2016年2月20日 カテゴリ:子供の虫歯予防, 歯の健康ブログ
今日は感染の窓のお話です。
虫歯になりやすいか、なりにくいかは実は乳児期の虫歯予防がとても
大切です。
歯が生えていない乳児のくちの中には、虫歯菌の代表格
Mutans Streptococci(ミュータンス レンサ球菌群)は現れません。
Caufieldらの研究によると、生後19ヶ月から31ヶ月(平均26ヶ月)の間に
初感染が集中しており、この感染しやすい時期を
『Window of infectivity:感染の窓』が開いている時期といいます。
この『感染の窓』が開いている時期の乳児そして母親をはじめとする家族の
口腔ケアを注意し、感染時期を遅延させるだけでも
う蝕リスクが減少することが複数の研究により示されています。
奥歯がはえたら、家族みんなで赤ちゃんの歯を虫歯菌から守ってあげましょう。
2016年2月12日 カテゴリ:子供の虫歯予防
乳歯は生え変わるから、多少虫歯になっても良い・・・?
いえいえ、そんなことはありません。
乳歯が虫歯になり、それをほっておくと口の中に虫歯菌が増え続け
永久歯が生えるころには虫歯になりやすい環境が出来上がってしまいます。
この環境ができてしまうと、一生懸命歯磨きしても
なかなかとれないネバネバした虫歯菌(ミュータンス菌)が増えやすくなります。
乳歯のうちからの虫歯予防がとても大切なのです。
虫歯菌が増えにくい環境を作るため、当院ではプロバイオティクスの接種をおすすめしています。
2015年12月11日 カテゴリ:子供の虫歯予防
「甘いものは虫歯になりやすいって言うけど、果物もだめなの?」
子育て中のお母さまからこのような質問を受けました。私はいつも
クッキーやチョコレートなどのおかしより虫歯になりにくいのでおすすめです。
とお答えしています。
甘みを感じる糖の中には『スクロース』『マルトース』『ラクトース』・・・様々ありますが、それぞれ特徴があります。
その中でも最も虫歯になりやすい糖は『スクロース(ショ糖)』です。
スクロース(ショ糖)=砂糖は歯を溶かす酸の生成を促し、虫歯の原因であるプラークを生成しするため最も虫歯になりやすい糖です。
一方、果物に多く含まれるフルクトースは、それ単独では虫歯の原因を作りにくい構造をしています。
また、果物は食べた後クッキーやチョコレートように歯にくっ付きにくいため虫歯になりにくいといえるのです。(その点バナナ、ドライフルーツはあまりお勧めできません)
毎日のおやつをクッキーから果物に変えるだけでも虫歯予防に効果的です。食べた後は歯を磨く習慣をつけることも忘れずに♪
2015年10月3日 カテゴリ:子供の虫歯予防, 歯の健康ブログ